いよいよ、ドクターからも退院OKとなり、退院に向けて調整が始まり、退院日はこちらにおまかせで、いつでもどうぞと言った塩梅である。
以前の同室者の話を聞いていると、静岡県から来ており、ここを退院後、静岡県の病院にもどるということで、色々と調整があったようである。
それに比べれば、自分などは県内だし、まして高速道路を使えば40分くらいで帰れる所であるので、わたし的にはすぐにでも退院したかったが、迎い入れる自宅の方に準備が整わず、今更慌てても、仕方ないということで、金曜日の午後、こちらで昼食を食べてから、退院することになりました。
いざ、退院となってナースステーション2カ所に挨拶した後、ドクターは外来の診察中ということで、そのまま、出所となる。玄関を出て、初めて外からこの建物を見て、少し感動しました。
刑務所に入る人は専用の車等で入り、出所するときは、自分の足で歩いて出てくるのだから、変な雰囲気で、それに近い感覚だったと思います。
さて、お迎えの車(軽自動車のワンボックス)の後部座席に乗り、シートベルトをしたのですが、道路のちょっとした凹みや凹凸がかなり傷口に響きます。
自宅に帰るまでの間、車がこんなに苦しいものとはおもいませんでした。
これでは、自分で運転なんて出来るはずがありませんし、運転する気も起きません。
帰宅後、偶然にも家族全員勢揃いしていて、4週間ぶりに自宅に帰ったという感動でいっぱいでした。