色々な薬の点滴で、食べて寝ての繰り返し。
それでも眠い。なぜかと聞くと、血圧を下げているからではないかとのお答え。それだけでは無いと思うがわからない。
今だに尿瓶におしっこをするのは、抵抗があるが、ベッドから降りられないのでは、仕方ない。
もしも、大をもよおしたならば、同室者の様にナースに連絡して、一緒にトイレまで行って座り込むらしい。
嫌だ。トイレの大だけは、なんとか我慢しようと心に誓う。
そう言えば、この部屋はナースステーションの直近で、何かあれば、ナースがすぐに飛んでくるという部屋。
よって私と同じように緊急で入院した人も来れば、夜中になると必ず、点滴や心電図を外して家に帰ろうとする、ボケた老人がいて、夜中一晩中賑やかな部屋であるが、その為に寝不足気味でもある。
緊急入院3日めの朝、
「今日、部屋変えです。」
とナースの声が天使の声に聞こえた。
昨日来た新人も同じく部屋替え。早いなぁという感想だが、あのボケた老人はここに居座るようである。一般病棟では無理との判断らしい。