部屋が変わって寝れないかと心配していたが、いつの間にか朝になっていて、気合の入ったナースさんに起こされた。
そして、今日、全ての管も点滴もエアーも外しますと宣告され、すぐに当直明けのドクターが来て、手際よくどんどん外され、完全に外されてから、
一言、
トイレに行って良いですか?
もちろん、オーケーで、久々にトイレの便器に座り、構えるが、全く自分の意識通りにコントロール出来ない。
尿道には今まで、管が入っていたため、おしっこを意識しても、竿が痛くてたまらないし、まして大便なんて、全く自分の支配下にない。出たんだか、どうかもはっきりしないし、もう良いかと、ウオシュレットで洗浄して、ペーパーで拭き取ると、まったくもって、途中だし。
とにかく自分でコントロールできず、自然に垂れ流すようにしていたら、かなりの時間経過のようで、ナースから大丈夫かと声が掛かる。
ようやく、おしりの穴の感覚が自分の支配下になった頃合いを見出し、区切りがつき、作業終了となる。
大変な作業でした。